お盆が明け、リフレッシュした気持ちで仕事に戻る時期がやってきました。この時期、業務を再開する前に、サイバーセキュリティ対策も改めて見直しておくことが重要です。特に、昨今増加するサイバー攻撃に対抗するために、パスワードだけではなく、多要素認証(MFA)が導入できているかを検討してみてはいかがでしょうか?今回は、休み明けの新たなスタートにふさわしいセキュリティ対策をご紹介します。
1. パスワードを「多要素認証」でさらに強化!
お盆明けは、パスワードの見直しに加えて、より安全な多要素認証(MFA)の導入を検討するのに最適なタイミングです。フィッシング詐欺やサポート詐欺といった手口はますます巧妙になっていて、本当に見分けがつきにくくなってきています。MFAを導入することで、パスワードだけに頼らない、二重三重の防御が可能になります。
多要素認証の導入ポイント:
- 何が「もう一つ」の要素?:MFAでは、パスワードに加えて、スマートフォンでの認証アプリや生体認証(指紋や顔認証)を組み合わせて、より強固なセキュリティを実現します。
- 導入の手軽さ:多くのサービスやアプリがMFAに対応しており、設定も簡単です。従業員全員で導入することで、セキュリティレベルが一気に向上します。
- 攻撃者を遠ざける防壁:パスワードが万が一漏洩しても、MFAがあれば不正アクセスを未然に防ぐことができます。
2. ソフトウェアの「点検」は休み明けのメンテナンス
お盆明けのこの時期に、業務環境を整えるのと同時に、ソフトウェアの最新状態を確認しておきましょう。アップデートされていないソフトは、システムに弱点を残してしまう可能性があります。
メンテナンスのポイント:
- 自動更新でシステムを新鮮に:ソフトウェアの自動更新をオンにして、常に最新の状態を保ちましょう。
- セキュリティパッチを適用:OSやセキュリティソフトは特に最新のものにして、リスクを最小限に抑えましょう。
3. 社員全員で「秋の準備」としてセキュリティを強化
お盆明けは、秋に向けての業務計画を立てる良い時期です。社員全員でセキュリティポリシーを見直し、MFAの導入を含めた強化策を実施しましょう。
秋の準備とセキュリティ強化:
- 新たなセキュリティ習慣の始まり:MFAの導入を社員全員に徹底し、強化されたセキュリティ習慣を根付かせましょう。
- ポリシーの再確認で一致団結:セキュリティポリシーを全員で見直し、守るべきルールを再確認します。
- 模擬訓練で新しいスキルを身につける:フィッシングメール訓練などで、社員全員の対応力を高め、チーム全体のスキルアップを図りましょう。
4. 重要なデータは「新学期の準備」のようにしっかりバックアップ
夏休みが終わり、新学期の準備を進めるように、重要なデータのバックアップも忘れずに行いましょう。定期的なバックアップと、復元テストを行うことで、万が一の事態に備えます。
バックアップの確認と準備:
- 自動保存で準備万全:自動バックアップ機能を使って、データを確実に保存しましょう。
- 複数の場所に保存して安心感を:バックアップデータは、オフサイトやクラウドにも保管しておくと安心です。
- 定期的にテストして信頼性をチェック:バックアップからデータを復元できるか、定期的に確認しましょう。
5. セキュリティソフトを「秋の虫の声」のように働かせて
お盆が明けると、夜には秋の虫の声が聞こえ始めます。同じように、セキュリティソフトも常に耳を澄ましてシステムを守り続けてくれます。休暇明けでも安心して業務を進められるよう、セキュリティの見直しをしておきましょう。
秋の虫セキュリティのポイント:
- 広範囲を守る保護機能:ウイルスやマルウェア、フィッシング対策など、幅広く対応できるソフトを選びましょう。
- リアルタイム監視で安心感:常にシステムを見守ってくれる機能を活用して、安心して仕事に取り組みましょう。
まとめ
お盆明けは、サイバーセキュリティを強化する絶好のタイミングです。MFAを導入してセキュリティを一段と高めることで、安心して業務を再開できます。今回のポイントを参考に、企業全体でセキュリティを再確認し、リフレッシュした気持ちで秋に向かっていきましょう!
木村