今年のデジタル経営カンファレンス(2025年12月2日 せんだいメディアテーク)では、株式会社舞台ファームの吉永様に「バイブコーディングで切り拓く農業DX」と題してご講演をいただきました。それからほどなくして、ネットからも藤井聡太竜王・名人が今年一番ハマったものは「バイブコーディング」だと発言したというニュースが流れてきましたので、ほとんどフィルターバブルですが、時代はバイブコーディングということで試してみました。カンファレンスでは動くようになるまで繰り返し聞き続けるのがコツということでしたので、やはり成功する秘訣は成功するまでやり続けることだと信じて、何度も繰り返すと確かに動くようになります。その話をブログにと思い、ちょっと作業を中断して、出典やウラドリのための検索をし始めたところ「藤井竜王・名人が発言したわけではありませんが将棋とバイブコーディングには共通点があります」というような要約でてきました。小さい文字で、AIの回答には間違いが含まれている場合がありますと書いてあるので、さっそく、この要約の出典を捜そうと検索を続けると、もう二度とこの要約がでてきません。それどころか、この発言が「SUNTORY将棋オールスター東西対抗戦2025」のトークショーでの発言だと出典まで示してくてれています。確かに、AIに同じことを聞いても毎回、いうことが変わるなと思っていましたが、今となっては、あの要約は、幻覚だったのかと思うほどです。有料版では質問の文脈を覚えてくれているようですし、役割を設定したりして揺らぎがないように工夫するのがコツらしいのですが、回答は一期一会かと思っています。(内山)
