みなさん、こんにちは!会員の高木です。
ここ最近はブログ当番のたびにAIサービスのお話をしている気がします。というのも、進化が早すぎてついていくの大変じゃないですか?そんな中なのに、今年4月以降、主要AIサービスが続々とメジャーアップデートを発表し、もはや「どれを使えばいいの?」状態になっています。
本当に各陣営とも大型アップデートを連発していて、どれもこれもすでに数ヶ月前とは全く別次元の進化を遂げています。
そこで今回は、ChatGPT、Gemini、Claude、Perplexity、Gensparkの5大AIサービスの最新アップデート内容をかみ砕いて解説します!「何が変わったの?」「どれがすごいの?」を超わかりやすくお伝えしますよ!
ChatGPT (OpenAI) — 考える力とツール連携で進化!
大きな変化: 4月に「o3」と「o4-mini」という新モデルを発表!
最新アップデート
- o3: OpenAIの最強推論モデル。コーディング、数学、科学、視覚認識がさらに進化。
- o4-mini: 小型だけど高性能。特に数学とコーディングで驚くほど強い。
これがスゴい!
「考える力」が劇的に向上しました。以前のGPTは質問に答えるだけでしたが、o3とo4-miniは「思考プロセス」そのものが変わりました。例えるなら、直感で答える学生から、紙に計算して解くタイプの学生に変身した感じ!
さらに画期的なのは、すべてのツールを自律的に使う能力。Web検索、コードインタプリター、画像生成など、状況に合わせて自分で判断してツールを使い分けます。しかも画像を「見る」だけでなく「思考できる」ようになったことで、グラフや図の分析も格段に上達!
言ってみれば、「ChatGPTさん、自分でパソコン操作できるようになりました」というレベルです。
Gemini (Google) — AIの頭脳に五感を搭載!
大きな変化: 5月のGoogle I/Oで「Gemini 2.5 Pro」と新機能「Deep Think」を発表!
最新アップデート
- Gemini 2.5 Pro: 学習能力、文脈理解力が大幅向上。WebDev ArenaとLMArenaでトップ評価。
- Deep Think: 複雑な数学やコーディングに特化した推論モード。
これがスゴい!
Geminiの最新アップデートは、まるでAIに「五感」を与えたよう。特に音声機能が大幅強化され、より自然で表現力豊かな会話が可能に。声のトーン、感情認識までできるようになりました。
また「Project Mariner」のコンピューター利用機能を搭載したことで、あなたのパソコン操作を代行できるレベルに。ChatGPTが「ツールを使える」ならGeminiは「コンピューターを使える」と言えるかも。
間接プロンプトインジェクション(悪意のある指示を埋め込む攻撃)に対する防御力も強化され、企業でも安心して使えるセキュリティレベルに達しています。
Claude (Anthropic) — 頭のいいアシスタントからエージェントへ!
大きな変化: 5月に「Claude Opus 4」と「Claude Sonnet 4」をリリース!
最新アップデート
- Claude Opus 4: コーディング能力が大幅向上。数時間にわたり自律的に動作可能なAIエージェント機能。
- Claude Sonnet 4: 汎用性と操作性のバランスが取れた日常使い向けモデル。
これがスゴい!
Claudeの最新版は「ハイブリッドモード」という新機能が目玉!即座に反応するモードと、じっくり考えて解答するモードを必要に応じて切り替えられます。つまり「急いでいるとき」と「正確さが必要なとき」で使い分けられる賢さがポイント。
特に「ツールの並行呼び出し」という機能は画期的で、複数のツールを同時に使いこなしながら作業を進められます。単なるチャットボットから、実際に「仕事をこなせるアシスタント」への進化を感じさせます。
さらに、「報酬ハッキング」(AIが楽をするために近道をする行動)が65%削減され、より誠実に働いてくれるように!開発者向けツール「Claude Code」も同時リリースで、プログラマーの味方になりそうです。
Perplexity — 検索からアシスタントへ、Siriを超える存在に!
大きな変化: 4月に「App Connectors」、5月に「音声アシスタント」機能を追加!
最新アップデート
- App Connectors: 企業向けの革新的機能。Google Drive、OneDrive、SharePointなどとの連携が可能に。
- 音声アシスタント: SiriやAlexaを超える高機能な音声AIアシスタント。
これがスゴい!
Perplexityといえば「AI検索エンジン」というイメージでしたが、2025年の大型アップデートで完全に次元が変わりました!
「App Connectors」は、Web検索結果と社内データを融合させる画期的な機能。今までのChatGPTやClaudeは自社データを扱うのに苦労していましたが、Perplexityはクラウドストレージと直結。「Web情報+社内データ」で回答を生成するので、企業のナレッジマネジメントが一変します。
そして5月リリースの「音声アシスタント」は、AppleのSiriを直接意識した機能。カレンダー登録、リマインダー設定、音楽再生などの実務操作が可能で、文脈理解もバッチリ。「iPhoneユーザーはSiriの代わりにPerplexity使おうよ」という勢いを感じます!
Genspark — AIエージェントの実用化で業務革命!
大きな変化: 4月1日に「スーパーエージェント」機能を発表!
最新アップデート
- Gensparkスーパーエージェント: 情報収集からスライド作成まで一貫して自動化。
- 専門エージェント群: 通話代行、ディープリサーチ、データ検索など、目的別AIエージェント。
これがスゴい!
Gensparkの「スーパーエージェント」は、AIが自律的にタスクをこなす次世代型システム。「今までの内容をスライドにしてまとめて」とシンプルな指示だけで、プロ級のスライドが自動生成されるレベル!
特に衝撃的なのが「通話代行」機能。AIが店舗や企業に電話して、情報収集や予約を代行します。「明日の19時に4名で予約とれる?」と頼むだけでAIが電話交渉。近い将来、「AIに電話してもらう」が当たり前になるかも?
また「ファクトチェックエージェント」による情報の自動検証システムも画期的。複数のAIが協力して情報を交差検証するので、従来のAIでよく見られた「でたらめ情報」問題がかなり改善されています。
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5大AIサービス徹底比較表
サービス | 目玉機能 | 得意分野 | 向いている人 |
---|---|---|---|
ChatGPT (o3/o4-mini) | 思考プロセスの可視化 全ツール自律連携 |
コーディング 画像理解 科学・数学 |
プログラマー 研究者 クリエイター |
Gemini 2.5 Pro | Deep Think推論 ネイティブ音声機能 |
文脈理解 学習支援 コンピューター操作 |
学生・教育者 コンテンツ制作者 |
Claude 4 | ハイブリッド応答モード 並行ツール利用 |
コーディング 長時間タスク 思考要約 |
開発者 ビジネスユーザー |
Perplexity | App Connectors 高機能音声アシスタント |
企業データ連携 実用的なiOS操作 検索 |
ビジネスパーソン iPhoneユーザー 研究者 |
Genspark | スーパーエージェント 通話代行 |
タスク自動化 画像生成 データ分析 |
マーケター データアナリスト 忙しい経営者 |
使い分けシーン:あなたはどのAIと相性がいい?
プログラマー・開発者向け
「コードを書くなら ChatGPT (o3) か Claude Opus 4」 両者ともコーディング能力が大幅に向上していますが、ChatGPT o3は視覚的なコード理解が得意で、Claudeは長時間の開発作業をサポートできます。GitHubとの連携が重要ならClaude、ビジュアル要素が多いプロジェクトならChatGPTがおすすめ。
学生・研究者向け
「学習・研究には Gemini 2.5 Pro か Perplexity」 Geminiは教育に特化した機能が充実し、学習シナリオでのパフォーマンスがトップクラス。一方Perplexityは最新情報へのアクセスと引用機能が優れているので、論文や調査レポート作成に最適です。
ビジネスパーソン向け
「ビジネス業務なら Perplexity か Genspark」 企業データと連携できるPerplexityは、社内情報を活用した意思決定支援に最適。一方、自動化重視ならGensparkが圧倒的。特に「自分でスライド作って」「この情報調べておいて」と任せられる点が忙しいビジネスパーソンには心強い味方です。
モバイルユーザー向け
「スマホメインなら Perplexity音声アシスタント」 スマホでの実用性を考えると、カレンダー連携やリマインダー設定ができるPerplexityの音声アシスタントは革命的。iPhoneユーザーには特におすすめで、「Siriよりも賢い」と評判です。
クリエイター向け
「創作活動には ChatGPT と Gensparkの組み合わせ」 ChatGPTの視覚的思考能力とGensparkの高度な画像生成・編集機能を組み合わせれば、アイデア発想から作品制作まで一貫してAIがサポートしてくれます。
今後の展望:AIはどこへ向かう?
2025年前半の大型アップデートからは、AIサービスの進化方向が見えてきました。
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単なるチャットボットから「エージェント」へ 質問に答えるだけでなく、自律的にタスクをこなすエージェント化が加速。
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インターフェースの多様化 テキスト入力だけでなく、音声や画像によるナチュラルなやり取りが標準に。
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企業データとの融合 Web情報と企業の内部データを融合させた「ハイブリッド知識」の活用。
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実務での実用化 単なる「面白いツール」から「実務になくてはならない存在」へ。
今年後半には、これらのAIサービスがさらに進化し、より私たちの生活や仕事に溶け込んでくるでしょう。どのサービスもそれぞれに特徴があり、使い分けることで最大限の効果を得られます。
AIサービスの選び方は、「最強のAIは何か?」ではなく、「自分の目的に最適なAIは何か?」を基準にすることをおすすめします!
みなさんはどのAIが気になりましたか?コメントで教えてくださいね!
※本記事の内容は2025年5月26日時点の情報に基づいています。AIサービスは日々進化していますので、最新情報は各公式サイトでご確認ください。