SNSを「資産」として積み上げるための”2つの型”とは?

主に製造小売業の方に向けて情報発信しているITコーディネータの古澤から、

ブランディングとマーケテイングに関する情報をお届けします。

 

今回は、SNSは単なる投稿だけでなく、

集客や売上アップ、ファン化につながる貴重な資産になる

ということについてご紹介いたします。

 

SNSを資産と捉えると、

一つ一つの投稿が非常に価値のあるものになります。

 

ぜひ、最後までご覧いただき、自身の活動に役立てていただければ幸いです。

 

何のためにSNSを運用しているか

今はまさに、SNS戦国時代といっても過言ではありません。

 

InstagramやPinterestなど写真を中心としたSNSから、X(旧Twitter)やfacebookなど文章を中心としたSNS、そして、ラジオやポッドキャストなど音声を中心としたSNS、さらには、ショート動画も加わり、その戦いは、ますます激化していくという壮絶な絵図になっています。

 

SNSを利用するユーザーの時間は限られているため、

どれだけ時間を使ってくれるかどうか

が重要なポイントです。

 

この可処分時間の取り合いのなかで、私たちはSNSを運用しなければならない状況にあります。

 

そこで、改めて

「一体何のためにSNSを運用しているか」

について考えてみました。

 

SNSの投稿には時間がかかります。

 

私自身も、インスタのフィード投稿を1個作るために2時間くらいかかることがあり、

「何のためにやっているんだっけ?」

とわからなくなってしまう時があります。

 

そこで今回は、

「SNSはこう活用すべきだ!」

という私なりの意見をご紹介します。

 

これはあくまで私の考え方ですので、ひとつの参考例としてご覧いただければ幸いです。

 

「フロー型」と「ストック型」

まず、前提として、SNSは

「フロー型」と「ストック型」の2つ

に分類されます。

 

フロー型とは

「フロー型」という言葉の「フロー」は、「流れ」という意味です。

その時々によって、次々と移り変わっていく情報が「フロー型」のコンテンツです。

 

例えば、以下などが挙げられます。

・Facebook
・X(旧Twitter)
・音声SNS

 

ストック型とは

一方、「ストック型」という言葉の「ストック」は、「蓄え」という意味です。

これは、金銭のことではなく、情報や商品など様々なものが”蓄積されていく”ということです。

 

つまり、発信した情報が保存され後から閲覧できる情報が「ストック型」のコンテンツになります。

 

例えば、以下などが挙げられます。

・Instagram
・Youtube
・ブログ

 

SNSを資産にしていく方法

では、フロー型とストック型のSNSをどのように資産に活用すればいいのかについて説明します。

 

それは、

フロー型もストック型に変換していくという事です。

 

「ん?どうゆうこと」

と思われる方もいるかもしれませんので、まずはストック型から解説します。

 

ストック型

ストック型のSNSでは、投稿や情報は後から検索されたり、プロフィールを閲覧したユーザーが見返してくれたりしますので、そこからフォロワーを獲得したり、ネットショップに訪れてもらったりするなど、少なからず資産として機能していることになります。

 

また、投稿内容を、ネットショップの商品ページに活用したり、商品ごとに分類してカタログのような使い方もできます。

さらに、そのカタログを、LINEやメルマガの登録特典のようにして配布することで、今後のプロモーションに役立つ「見込み客リスト」として活用できます。

 

フロー型

一方で、「フロー型」は一時的な情報であり、

“その時しか見られない、得られない”

といった特徴があります。

 

一定時間で消したり、ライブ発信等で限定的な情報として活用することはもちろんですが、「限定的な情報」で終わりにするだけではなく、流した投稿を、アーカイブやデバイスの録画機能、キャプチャ機能などで保存し、その情報を、後からまとめ投稿のような形で、ストック型コンテンツとして投稿することができます。

 

フロー型のコンテンツをまとめた投稿は、とても貴重なものとなりますので、単に投稿するだけでなく、ストック型同様に、LINEやメルマガの登録特典として配布することで、今後のプロモーションに役立つ「見込み客リスト」として機能します。

 

投稿の多くは、写真や動画などを撮影して、フロー型で投稿していくことが多いと思いますが、その投稿をそのまま終わらせるのではなく、以下のような形で、ネットショップやブログ記事、Instagramの投稿のひとつとして流すことができます。

・取引先事例
・販売実績
・活動実績
・各種イベント等の取組など

これらの投稿は、フロー型の情報をストック型に変換する例です。

資産として活用するために、フロー型のコンテンツを保存し、まとめて投稿することをおすすめします。

 

資産として機能させるための仕掛け

そして、

ここからが重要なポイントです。

 

資産として機能させるためには、各投稿にユーザーの行動に繋がる仕掛けをすることが重要です。

 

例えば、以下のような仕掛けがあります。

・紹介した商品ページへのリンクを張る
・プロフィールに誘導する
・LINEやメルマガの登録を促す

投稿単位でリンクが張れないInstagramなどは、プロフィールや24時間で消えるストーリーズを見てもらうよう、キャプションや投稿画像に入れおきます。

 

冒頭で話した通り、SNSはInstagramだけではありませんし、SNS間で共有できる機能も随分増えてきましたので、投稿単位でリンクが張れる場合は積極的に活用しましょう。

リンクを張ることで、その投稿は後からレバレッジが効いてきます。

 

まとめると、以下の2点が重要です。

・フロー型コンテンツは、投稿後に保存し、ストック型コンテンツに転換する
・ストック型コンテンツには、ユーザーが行動しやすくなる仕掛けを用意する

ぜひ参考にしていただければ幸いです。

 

SNSをブランドの資産にする

今回は、SNSを資産化しようということで、「SNSの運用方法」についてご紹介をさせていただきました。

 

特に、Instagramのストーリーズや、リールなどのコンテンツを作成する際には、ただ流して終わらせるのではなく、有効活用することが大切です。

 

ぜひ、皆さんの活動にも役立てていただければ幸いです。

 

ITコーディネータ 古澤シンジ