教育とITについての雑記

小学校でのITを使った授業

GIGAスクールが始まって、小学生からひとり1台のタブレットやPCを持たされて授業を行うようになって数年が経ちました。

私は事業の1つとして教育関連でのITコンサルティングを行なっており、小学校から大学まで幅広い教育現場の様子を目にする機会があるのですが、ITで支援を行う立場の人間としては、どんなことが求められているのかを考えることがよくあります。

ITは目的ではなく手段である、とも言われますが、最近、実際にはこの手段としてのITも大変重要ではないかと考えています。

GIGAスクールの目的は「個別最適な学習」であり、つまり、生徒児童ひとり一人の進み具合に合わせてより最適な教育ができることです。その時、ITを活用することで幅広く、効率的であったり時間の制約を超えた対応ができます。

そのため、教える先生も、教わる生徒児童も、ある程度最低限のITスキルとリテラシーを身につけることが必要だと感じています。

例えば、インターネットで精度の高い情報を検索するスキル、Microsoft Office製品の使い方、果てはブラインドタッチなど、これらを早いうちに身につけているかどうかで、個別最適な学習の進み方が大きく変わってきます。自らサーチしてインプットし、加工してアウトプットする。このループをどれだけ回せるかに、ITが足枷になってしまうと非常に勿体無いです。

このように、現代の学生は、急速に変化する社会と労働市場に適応するために、新たなスキルと知識を必要としています。教育分野でのIT技術の導入は、生徒たちを未来の職業や社会生活に備えさせるための重要なステップになります。

今後もITと教育の分野で関わっていこうと考えておりますので、小学生の勉強から校長先生の学校経営まで、それぞれの立場に寄り添って、皆さんのITでの悩みを解決していければと思います。

ITコーディネータ 木村