主に製造小売業の方に向けて情報発信しているITコーディネータの古澤から、
ブランディングとマーケテイングに関する情報をお届けします。
さて、今では当たり前に口にするようになった「WEB」という言葉ですが、
その意味をご存知でしょうか?
もともとは、「World Wide Web」からきた言葉で、
頭文字「W」3つを繋げてダブダブダブとも呼ばれます。
世界に広がる蜘蛛の巣
このWEBという言葉は、実は日本語で 「蜘蛛の巣」という意味を持ちます。
これは、世界中に張り巡らした文書のつながり方が「蜘蛛の巣」を連想させることから、
「世界に広がる蜘蛛の巣」を意味する「World Wide Web」と名付けられました。
WEBマーケティングは、この「蜘蛛の巣」のようなイメージを基本にしています。
つまり、
蜘蛛の巣のような形の売れる仕組み
ということです。
点と点が繋がる
「蜘蛛の巣」という表現が分かりにくいと感じる人も多いかもしれませんので、詳しく解説します。
ブログで解説
例えば、ブログがわかりやすい例です。
ブログはほぼ毎日更新されるため、記事がどんどん増えていきます。
すべての記事がバラバラではなく、時には
一つのテーマに関連したものであり、
集合体として機能する
こともあります。
例えば、料理のキーワードで「レシピ」をテーマとした場合、
レシピに関連する記事が広がっていきます。
肉、魚、野菜など、「レシピ」というテーマに関連した記事が生まれます。
さらに、「カレー」「シチュー」「肉じゃが」など、「作り方」をテーマとした記事が、肉や野菜と言った「素材」というキーワードから広がっていくでしょう。
「作り方」というキーワードは、素材だけでなく、料理のコツや時短、調味料などにも広がっていきます。
これらの記事は個別に見ると点のようですが、
点と点を結びつけることで線になり、記事同士が繋がり、まさに蜘蛛の巣のようになります。
しかし、蜘蛛の巣の中心には一つのテーマである「レシピ」があります。
この考え方こそが、WEBマーケティングの基本なのです。
中心へと向かっていく
つまり、蜘蛛の巣のように張り巡らされた記事などから、
最終的に見てほしいページにアクセスを集め、
そのページではなるべく外に出さず、
商品やサービスの購入に繋げる
ことがWEBマーケティングの基本となります。
SNSの場合
この「蜘蛛の巣」の概念は、SNSにおいても同じ考え方となります。
毎日たくさんの投稿を行いますが、それぞれの投稿から
最終的にはプロフィールに訪れてもらいフォローしてもらうことが目的です。
SNSにおいては、このような構図がWEBマーケティングとなります。
ネットショップの場合
ネットショップで商品を販売したい場合、
主力となる商品ページが、最終的に訪れてほしい蜘蛛の巣の中心となります。
その商品ページからは、
ブログ、SNS、メルマガなどの手段を通じて伸びる蜘蛛の巣の糸が存在します。
アナログな場合でも、イベントや催事等への出展などもこの蜘蛛の巣の糸のような役割を果たします。
この糸の大きさや広がるスピードによって、結果が大きく変わっていきます。
したがって、このことを
意識せずに情報を発信するか、
意識して発信するか
によって、
結果に明確な差が表れます。
そのため、現在自分が発信しようとしている情報は、
どのような経緯を辿れば自然な形で蜘蛛の巣の中心に到達できるかという視点で
情報発信することが重要です。
この視点を持つことによって、大きな差が生まれると思います。
続きはWEBで
今回は「WEBマーケティングの基本」について解説しました。
「続きはWEBで」「○○で検索」
CMでよくみかけるこれらのフレーズ、これも蜘蛛の巣の一部になります。
このような視点で、自分の周りの商品やサービスを見てみると、
きっと新しい発見があるのではないでしょうか。
ITコーディネータ 古澤シンジ