主に製造小売業の方に向けて情報発信しているITコーディネータの古澤から、
ブランディングとマーケテイングに関する情報をお届けします。
昨今、企業の広報活動にとって、SNSは必要不可欠なものとなっています。
InstagramやFacebook、YouTubeをはじめ、TikTokやPinterestなど、
たくさんのSNSが存在しており、SNSを運用している企業も非常に多くなってきたと感じています。
しかし、ひとつのSNSプラットフォームに依存する事は、
少なからずリスクがある
という事を頭に入れておかなければなりません。
今回は、その理由について3つの問題点を解説致します。
問題と影響
しばしば、SNS不具合に関するニュースを目にする事があると思いますが、不具合だけでなく、
Twitterや公式LINEで、突然、アカウント停止された、なんて話を、しばしば耳にする事があります。
複数のSNSを運用していれば、ひとつのSNSがアカウント停止になったとしても、
他のSNSで運用を継続する事が出来ますが、仮にInstagramだけに依存していた場合は、
事業活動に大きな影響を及ぼしかねません。
つまり、もっと広い視野でSNSを運用していくべきだということを示しています。
ここからは、ひとつのSNSプラットフォームに依存する事の問題点を3つ解説したいと思います。
3つの問題点とは、
1.リスクが集中する
2.視野が狭くなる
3.変化への対応が遅れる
です。
1.リスクが集中する
一つ目の問題は、そのプラットフォームが何らかの問題を抱えていた場合、
自分の活動全体に影響を与える可能性があるということです。
これは、技術的な問題だけでなく、規約の変更も含まれます。
また、SNSだけでなく、無料のホームページ制作サイトでサイトを作っている場合も、
突然有料になったり、サービスが終了した場合、一気に影響を受けてしまう事になります。
2.視野が狭くなる
二つ目の問題は、視野が狭くなるということです。
Instagram以外にも、YouTubeやTikTokなど、たくさんのSNSがあります。
一つのプラットフォームに依存すると、そのプラットフォームのユーザーの特性や
ユーザー層に偏った視点や情報しか得られなくなります。
その結果、他のSNSに理想の見込客がいるかもしれないのに、
その見込客との接点を逃してしまう可能性があるという事になります。
3.変化への対応が遅れる
最後の問題は、変化への対応が遅れる可能性があるということです。
SNSの中で、最も情報が速いのはTwitterです。
インターネットの世界では、テクノロジーとユーザーの行動は絶えず変化していますので、
一つのプラットフォームに集中しすぎると、新たなトレンドやチャンスに気付きにくくなるかもしれません。
例えば、動画の投稿ひとつとってみても、InstagramとTikTokでは、拡散の仕方が全く異なります。
Instagramが、いったんフォロワーにリーチするのに対して、TikTokは、おすすめとして、フォロワー外にリーチします。
そのため、InstagramよりはTikTokの方が、情報の速度は速く、ツイッターに次いで、TikTokの情報は速いのではないかと感じます。
このように、ひとつのプラットフォームだけに依存していると、
ユーザーやテクノロジーの変化に気づかず、
チャンスを逃してしまう可能性があります。
リスクを視野に入れたSNS運用を
以上、今日は、ひとつのプラットフォームに依存する事の問題点を3つ解説致しました。
- リスクが集中する
- 視野が狭くなる
- 変化への対応が遅れる
もちろん、ひとつのプラットフォームをとことん活用すれば、管理も楽ですし、
より専門的知識が得られるため、フォロワーと深い関係を築いていく事ができます。
しかし、ひとつのプラットフォームに依存することは、少なからずリスクがある
という事を頭に入れてSNSの運用を行っていきましょう。
ITコーディネータ 古澤シンジ